ロボット導入で梱包及び出荷業務の40%を自動化! 業務効率化により、他業務への人員置き換えも実現
- ファクトリーオートメーション
- ロボットサービス
課題点
梱包及び出荷業務はこれまで手作業で行ってきました。6kgあるボトルを段ボールに梱包し、数百カートンをパレタイズすることもあります。この課題をいかに解決し、従業員の負荷を軽減できるかが我々の最も改善したかったことです。
導入前後の違い
導入前は製品を梱包し、12kgの段ボールを手作業でパレタイズしていましたが、導入後は7台のロボットが製品のピッキングからパレタイズまで行うようになり、手作業の40%をロボットに置き換え、省力化することができました。また、他の業務に人員を配置することができるようになり、省人化への一歩を踏み出せたように感じます。DSSC(第一施設工業が開発したシステム統合ソフト)の導入により、梱包及び出荷業務の見える化が可能になったことも大きな違いですね。
導入までの流れ
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STEP1
初回ヒアリング
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STEP2
仕様決め協議
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STEP3
ライン立ち上げ
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STEP4
設備搬入
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STEP5
稼働開始
今回の改善ポイント

第一施設工業SE
梱包及び出荷業務の自動化にあたり、ロボット導入の目的を明確にし、お客様と内容のすり合わせを細かく行うことを大切にしています。今回は出荷スピードを決められた時間どおりに行ってほしいとのご要望がありましたので、7 台のロボットの連携が上手くいくよう微調整を図ることに注力しました。また梱包する際、製品同士の間に薄い段ボールを入れる細かい配慮を行った上で出荷スピードを保つように調整したことは大きなポイントです。
導入イメージ
導入企業様について
事業内容
当社は各種電子材料を開発、製造しています。製造した製品を販売するための梱包及び出荷業務を工場内で行っており、今回はロボット導入をすることで梱包作業業務の自動化を図りました。
さらなる改善点と展望
現状、梱包及び出荷業務の40%の業務を行なっているロボットがさらに50%、60%と業務を担うようにしたいと考えています。そのためには発生するエラーを限りなく0にすることが大切なので、試行錯誤を重ねながら運用を行い、さらなる業務効率化を図っていきたいです。

これから導入を検討している方へ
ロボット導入にあたり、まずは一生懸命働いてくれている従業員の環境をいかに向上させるかが重要だと考えています。また、ロボットの能力をどのようにすると最大化できるかを第一に考え、第一施設工業様と協議していただくといいかと思います。
第一施設工業へ一言
今後も創意工夫、多様性を持って工場の環境改善ができるよう、 一緒に取り組んでいただきたいと思っておりますので引き続きよろしくお願いいたします。